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中国外務省は、ミャンマー政府軍とシャン州北部の武装した少数民族による中国とミャンマー国境付近における武力衝突で、中国人にも死亡者が出た事を発表した。
中国外務省で5月14日に実施された定例記者会見の際に、記者から「5月12日に、ミャンマー政府軍とシャン州北部の武装した少数民族によって、中国とミャンマー国境付近で激しい武力衝突が発生していました。ミャンマーの中国大使館によると、この紛争には国境付近の住民も巻き込まれて、中国側にも弾が落下したとされています。この件に関する中国側の立場はどの様なものですか?」との旨の質問が行われた。
この質問に対して外務省の報道官は「中国は、このミャンマー北部における軍事的紛争に非常に懸念を抱いています。私たちの情報によると、この紛争では中国人の2人が死亡しており、3発のロケット弾といくつかの銃弾が中国側に落下しています。さらに、ミャンマー国境付近に住む300人以上の住民が、紛争から脱出するために中国に逃げ込んでいます。人道的な精神のもとで、中国側は必要な措置を行い、人々を和解させました。近年は、ミャンマー北部で軍事的紛争が発生しており、激化しています。全ての紛争関係者は、包括的な対話と協議を通じて、平和プロセス進めていく必要があります。」との旨の見解を示した。