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在マレーシア日本大使館は、「日本留学中に高額の収入が得られる」と強調する留学斡旋業者には要注意するように呼び掛けている。
在マレーシア日本大使館の発表によると、近年では一部の留学斡旋業者のウェブサイト(日本向け留学生募集情報)には、誤った情報が掲載されているとしている。
誤った情報の例では、「勉強しながらでも、アルバイトで1ヶ月20万円稼げる」と掲載されているが、これは誤りだとしている。アルバイトは、時給が高い東京でさえ、最大週28時間働いたとしても、1か月約10万円、通常は勉強と両立しながらでは1ヶ月6万円程度の収入を得ることしかできない。そのため、家賃を含めた生活費をアルバイトのみで賄うのは非常に困難であるとしている。
大使館のビザ手数料は、自分で手続きを行えば無料であるとして、登録料・手数料などが高額な業者には注意が必要であるとしている。また、「留学」の在留資格を付与されて日本に在留する外国人は、原則就労できないとしている。例外として、アルバイトなど資格「外」の労働を行う際は、出入国在留管理庁から「資格外活動許可」の取得が必要であるとしている。また、許可を取得したとしても、在留資格の定める『週28時間』しかアルバイトを行うことが出来ないとしている。
また、在マレーシア日本大使館は、留学とは、勉強することであり、就労を目的とするものではないとして、日本留学を希望する人は、一部の誤った情報に惑わされること無く、留学前に正確な情報を入手するよう努めるように呼び掛けている。