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日本政府は、アジア大洋州の地域において、日本に対する関心を呼び起こし日本への訪問客を増やすとともに日本の価値を理解してもらい、日本ブランドを向上させるための青少年交流事業「JENESYS2.0」という事業を実施している。この事業は2007年から実施したJENESYSの後継として、安倍総理主導により開始された事業である。この事業により、先月の5月23日にラオスの大学生が日本の荏原製作所へ工場見学に訪れた。荏原製作所は、ポンプやコンプレッサ等を製造する産業機械メーカである。
荏原製作所の発表によると、JENESYS2.0を積極的に受け入れている千葉県安房郡鋸南町からの依頼を受けて今回の工場見学を実施したとの事である。見学した大学生は工学部の優秀な学生であり、大型ポンプの製作風景や構造を示したカットモデルに興味を持っていたとの事である。また、荏原製作所は東南アジアに拠点を設けてから50年以上の歴史を持つこともあり、今後も東南アジア地域の産業発展に貢献していくと表明している。
今回の工場見学はラオスのメディアにも取り上げられており、ラオス国内で日本の知名度を向上させるという日本政府の取り組みに対しては、一定の成果が挙げられている状態である。