2016年のASEAN議長国を担当するラオスは準備を開始

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画像提供:ラオス外務省
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ASEAN議長国は、加盟している10カ国が交代で1年ごとに務めている。2015年の議長国はマレーシアが務めており、来年の2016年はラオスが務める予定である。このラオス政府は、2016年の議長国を担当するにあたり順調に準備を進めていることを発表した。

この発表によると、ラオス政府は2016年の議長国を円滑に運営するために、ASEAN首脳会議の準備を既に進めている。外務省を中心とした運営を担当する委員会は、関係省庁と協議を進めており、優先順位の決定および行動計画の策定を進めている。委員会は、各計画の進捗状況と課題を監視しており、問題が発生した際には、即時に解決出来る体制を構築している。

アセアン議長国は、アセアン地域内における意見交換・調整を実施するのみならず、近年では対中国などの地域外における問題を議論するため、非常に重要な役割を担当することとなる。特に対中国問題では、各国が一枚岩となっていないことからも調整は非常に難航している。
また、今年の末にはASEAN経済共同体(AEC)の設立が予定されており、来年が初めてのAEC運営となることからも、議長国は各国間における利害関係を調整する必要が出てくる。
来年のアセアン議長国は様々な面で例年以上の調整力が必要となることからも、ラオス政府は手腕が問われることとなる見込みである。

【近年のASEAN議長国を担当した国】

カンボジア:2012年
ブルネイ:2013年
ミャンマー:2014年(初めての議長国)
マレーシア:2015年
ラオス:2016年

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