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日本政府は、インドネシアにおける日本語学習者数を増加させ、これらの学習者の能力向上を図ることなどを目的として、インドネシアのダルマプルサダ大学に対して必要となる機材整備の支援を実施することを決定し、贈与契約署名式を実施したことを、在インドネシア日本大使館は発表した。
今回の支援は、平成27年度草の根文化無償資金協力案件「ダルマプルサダ大学マルチメディア言語ラボラトリー機材整備計画(The Project for Establishing Multimedia Language Laboratory of Darma Persada University)」プロジェクトとして実施される。供与限度額は、約850万円(999,658,000ルピア)となる。整備する機材は、最新の語学学習システムが導入されたマルチメディア言語ラボラトリー機材となる。
ダルマプルサダ大学は、1986年にインドネシア元日本留学生協会(PERSADA)やインドネシア・日本友好協会(PPIJ)などが協力して設立された私立大学であり、それぞれの経験を母国の発展に活かすことを目的として設立された珍しい大学である。今回の支援は、この大学の日本語専攻学生の日本語能力向上をはかることを目的として実施される。
開催された署名式では、日本大使からは、インドネシアの現在の日本語学習者は87万人にものぼり、今後もこの数を増やすことに貢献していくとの旨が述べられた。ダルマプルサダ大学の学長からは、支援された機材を活用し、日本語教育の発展のためにも、今後も日本大使館と協力していく旨が述べられた。