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在インドネシア日本国大使館は、西ジャワ州スカブミ県チソロック郡シルナレスミ村において、日本国政府による日本NGO連携無償資金協力の支援によって整備した共同水場の完成式典が開催されたことを発表した。
大使館の見解によると、西ジャワ州スカブミ県チソロック郡シルナレスミ村において、共用水場の不足、既存の用水路の老朽化、商品作物の生産技術普及が進んでいない、ゴミ処理が適切になされていないといった問題があった。そのため、日本政府は、日本NGO連携無償資金協力として「伝統的生活様式を守って生活する共同体の生活基盤の整備と生活環境の改善、生計向上の支援事業」を実施することを決定していた。
この事業が実施されることにより、浄化槽付きの共用水場の建設、用水路の補修、ゴミ処理方法の指導巡回により生活基盤を整え、また各種農産物の生産指導及び販売支援を行うことで、シルナレスミ村全体の生活環境が改善し、住民の生計が向上することで医療などの社会保障を受けることができるようになり、安定した生活が送れるようになることが期待される。
なお、この支援は、令和2年3月(第1年次事業)、令和3年7月(第2年次事業)、令和4年8月(第3年次事業)に大使館と公益財団法人オイスカの間で署名して実施したものとなる。3カ年事業での実施で、供与総額約208億ルピア(約1億7,400万円となる。