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日本の総合商社である丸紅株式会社は、インドネシアで運営するデジタル母子手帳サービス「Diary Bunda(ダイアリーブンダ)」を、インドネシア最大規模のオンライン医療サービスである「Alodokter(アロドクタ―)」に統合し、事業参画することを発表した。
丸紅によると、インドネシアでは、年間出生数500万人に対して約30%が発育不良等の問題を抱えているとも言われており、出産や育児に関する保護者の知識不足が社会課題となっているとしている。
デジタル母子手帳サービス「ダイアリーブンダ」は、丸紅グループの開催する社内公募型ビジネスプランコンテストにおいて初めて事業化した案件であり、スマートフォンアプリを通じて医療情報・コンテンツを提供している。このアプリは、インドネシアにおけるGoogle Play Storeの出産・育児カテゴリではダウンロード数トップ5に入るまでに成長していた。
今回は、インドネシアにてオンライン医療診療、病院予約、保険、医薬品販売等の医療サービスを提供するプラットフォームとして2014年よりサービスを開始していた「アロドクタ―」に、「ダイアリーブンダ」を統合することとなった。今後は、「ダイアリーブンダ」のサービスをさらに普及させるとともに、両サービスの強みを活かし成長を加速させることで、より幅広い医療ニーズに対応していく方針である。