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在インドネシア日本国大使館は、日本政府がインドネシアのパディンバン港周辺地域のアクセス道路整備や日本企業による都市高速鉄道整備を通じた物流効率化や交通渋滞の緩和に貢献するため、合計2件の総額1,300億3,800万円を限度とする円借款を実施することを発表した。
1件目の支援は、『パティンバン有料アクセス道路建設計画』は、421億2,000万円の円借款として実施される。この円借款では、パティンバン港と既存の高速道路との間を結ぶアクセス道路を整備することにより、道路交通需要の増大に対する交通インフラネットワークの改善を図り、我が国が官民両面での協力を進めるパティンバン港の機能を十分に発揮させるものとなる。
2件目の支援は、『ジャカルタ都市高速鉄道計画(フェーズ2)(第二期)』は、879億1,800万円の円借款として実施される。この円借款では、ジャカルタ首都圏において現在建設が進んでいる都市高速鉄道南北線の延伸部分を建設することにより、増加するジャカルタ首都圏の輸送需要への対応と自動車交通から公共輸送への移行を図り、もってジャカルタ首都圏の交通混雑の緩和、投資環境の改善、環境負荷の軽減に寄与することが期待されるものとなる。