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在インドネシア日本国大使館は、令和2年度春の外国人叙勲受章者のアハマド・ヤジディ氏に対して、勲記と勲章を授与する伝達式を実施したことを発表した。
今回実施された伝達式は、新型コロナ感染症の拡大により、ジャカルタでの実施が延期されていたものである。式では、日本の大使は、アハマド・ヤジディ氏が教育文化省中等教育総局長時代に行った日本語パートナーズ受け入れ制度創設に向けた取組や、スラバヤ工科大学副学長時代に関わった日本の理系大学の特徴である研究室ベース教育の普及に関する貢献に深い謝意を述べた。
アハマド・ヤジディ氏からは、日本での留学経験で得た教訓や、その後の日本との関わりについてのエピソードが語られた。また、来賓として挨拶を行ったモハマド・ヌー元教育文化大臣からも、日本との教育分野での協力に関する思い出が語られ、伝達式に参加した関係者とともに、叙勲受賞をお祝いしました。
広島大学の発表によると、アハマド・ヤジディ氏は、インドネシア出身で、スラバヤ工科大学工学部卒業後、1990年から1995年まで広島大学に留学し、大学院工学研究科で1992年に工学修士号、1995年に工学博士号を取得している。留学後はインドネシアに帰国し、スラバヤ工科大学教授、工学部長、副学長を経て、インドネシア教育文化省高等教育総局機関協力局長、中等教育総局長等の要職を歴任しており、ナフダトゥール・ウラマ大学スラバヤ校の学長を務めているとしている。