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日本の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、三菱自動車工業株式会社のインドネシア共和国の法人「PT Mitsubishi Motors Krama Yudha Indonesia(MMKI)」に融資することを発表した。
三菱自動車は、2020年から2022年の中期経営計画において、自社が強みを持つASEAN地域に経営資源を集中し、販売ネットワーク及び生産体制の強化並びに同地域向けの商品開発の強化を通じたシェアの維持・拡大を企図している。そのためJBICは、成長投資ファシリティにより、三菱自動車のASEAN地域において事業戦略上重要なインドネシアでの事業を支援するため、現地通貨建てファイナンスを活用して支援することを決定した。
今回実施される融資は、民間金融機関との協調融資により実施されるものであり、協調融資総額は約3.7兆インドネシア・ルピアとなる。JBIC分は、2兆インドネシア・ルピアとなる。
JBICは、今後も日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件組成やリスクテイク機能などを通じて日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく方針である。