在インドネシア日本大使館は、7月3日時点における、新型コロナウイルス対策に係るインドネシア政府の入国規制に関して、よくある質問集を取りまとめて発表した。
『インドネシアへの渡航(観光旅行や短期出張)を計画していますが、渡航できますか』との質問に対しては、『インドネシア政府は3月31日に一部の例外を除いて、全ての外国人のインドネシア入国及びインドネシアでのトランジットを一時的に禁止する措置を発表し、この措置は4月2日から適用されています。この措置が適用されている間は、観光旅行や短期出張の目的ではインドネシアに入国できません。日本の外務省は、インドネシアに対する感染症危険情報をレベル3(渡航中止勧告)に引き上げている。これらのことを踏まえて、観光旅行や短期出張などを目的としたインドネシアへの渡航を計画する方におかれては、渡航を中止していただくようお願いします』との旨の回答を行っている。
『インドネシアへ駐在員として赴任するなど、長期滞在を目的とした渡航を計画していますが、必要な査証は取得できますか』との質問に対しては、『インドネシアでの長期滞在や就労を目的とした、新規の査証発給については、一部の例外を除いて一時的に停止されています。在日インドネシア公館における査証取得の詳細については、在京インドネシア大使館または在大阪インドネシア総領事館にお問い合わせください』との旨の回答を行っている。
『日本に一時帰国中の一時滞在許可(KITAS)または定住許可(KITAP)保持者です。インドネシアに再入国できますか』との質問に対しては、『再入国可能です。インドネシア法務人権省入国管理総局によれば、有効なKITAS/KITAP保持者が再入国する場合、入国時に「入国前7日以内に各国の保健当局が発行した英文の健康証明書」及び「インドネシア政府によって実施される14日間の隔離を受ける用意があることを述べたステートメント」を提示することが求められています』との旨の回答を行っている。
『「健康証明書」の発行を日本の保健当局に依頼したところ、そのような発行はできないと言われました。日本ではどこで発行してもらえますか。また、日本国内では、どこで渡航者向けのPCR検査を受検できますか』との質問に対しては、『これまでの例では、健康証明書は民間の病院・診療所が発行したもので足りるようです。身近な病院等医療機関(開業医も含む)に御依頼ください。なお、健康証明書の発行や渡航者向けのPCR検査は、医療機関の自由診療として行われる裁量行為であり、予め決まった発行手数料等はありません。また、国民健康保険等医療保険の対象とはならないので御注意ください』との旨の回答を行っている。