インドネシアの神の島、バリ島【コラム】

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私が初めてバリ島に出かけたのは、今から20年ほど前でした。

ヌサ・ドゥアにあるニッコーバリに泊まりましたが、とても気持ち良く過ごす事ができました。バリにはセント・レジス・バリ、アヤナリゾート、ブルガリ、インターコンチ等高級ホテルがたくさんあります。目が飛び出てしまうほどの高級ホテルもありますが、ヴィラ風のリーズナブルなホテルもありますから、様々な楽しみ方ができると思います。

インドネシアはイスラム教ですがバリはヒンズー教です。神にお供え物を祭る若い女性の姿やレゴンやケチャッのようなバリダンスに触れる度に幻想的で神秘的な何か神聖なものを感じる事ができると思います。ジュリア・ロバーツが主演した「食べて、祈って、恋をして」の映画では、主人公のリザがイタリア、インドそしてバリ島を巡りながら、離婚という心の痛手から解放され癒されるというストーリーでしたが、バリは重要な役割を果たしていたと思います。

バリにはいくつかの観光エリアがあります。サヌール、ヌサドゥア、ジンバラン、クタ、ウブドなどです。唯一ウブドだけが内陸部となりますが、別名芸術村ともいわれ多くの絵画や工芸品がそこでは売られています。私はこのウブドが大好きで、バリ絵画を観てマッサージをしてバリ・コピ(コーヒー)を飲むのがいつものコースとなっています。

バリでは定番のナシ・ゴレン、ミー・ゴレン、ガドガドも美味しいのですが、私の一番のおすすめは「白いご飯とシーフード」です。ジンバランのビーチには、砂の上のテーブル席があります。星空の下でバナナの葉っぱに包まれたホカホカの白いご飯と焼きたてのお魚を食べると、最高のディナーの始まりです。エビやカニを自分の好みで調理をしてもらい、遠くに見えるフォーシーズンズホテルの灯りを楽しみながら冷えたビンタン(ビール)を飲むとバリに来ているという実感と共に、とても幸せな気持ちが湧いてくると思います。きっとその時にはもうすっかり体中に優しさが満ち溢れていると思います。

「食べて、祈って、恋をして」の主人公のリザは、バリで自分を見つめなおす事ができました。神と自然に生かされている事をバリで体験したのだと思います。さあ、あなたもバリで自分を見つめなおしてみたらいかがでしょうか。きっともっと自由な心を持って生きていく事ができるかも知れませんよ。

【著者プロフィール】
三浦純一 66歳
フォーバル・ベトナムのシニアアドバイザーとして2年。主にホーチミンでの現地法人立上げ、工業団地進出支援。
サイエスト株式会社 海外進出支援サービス 「グローバル顧問」所属http://www.globalkomon.com

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