日本はカンボジアの救急救命医療を支援

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画像提供:JICA(国際協力機構)
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カンボジアでは近年急速な経済成長に伴い、都市部を中心としてライフスタイルの欧米化が進んでいるなどの理由により生活習慣病が増加している。生活習慣病となることにより脳卒中となる患者に対しては、脳神経外科分野に関する高度な専門知識および治療する施設が必要となるが、現状ではこれらの医療インフラの整備が遅れている状況である。そのためJICA(国際協力機構)は、日揮株式会社、株式会社産業革新機構、株式会社Kitahara Medical Strategies Internationalが出資するカンボジア法人SHSとの間で、救急救命医療整備事業を対象として、プロジェクトファイナンスによる貸付契約を締結したことを6月25日に発表した。

今回の支援は、本事業を実施するうえで必要な融資を実施するのに加えて、SHSが開院する前に、カンボジア人の医師・看護師などの病院スタッフ向けて、医療法人社団KNI・北原国際病院で行われる研修の支援も実施する。なお、今回の支援はJICA海外投融資による初のプロジェクトファイナンス案件であり、株式会社三井住友銀行がファシリティーエージェントを務める。

JICAは、今後も開発金融機関として海外投融資を積極的に活用し、技術協力と組み合わせることにより、途上国における医療水準の向上、我が国医療の国際展開、医療分野を含めたインフラシステムの輸出に貢献していくことを表明している。

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