カンボジアに43億円の無償資金協力

スポンサーリンク




このページの所要時間: 120

日本政府は、カンボジア政府に対して、合計3件の総計43億円となる無償資金協力を実施する。

岸田内閣総理大臣とフン・マネット首相は、12月18日に実施された日・カンボジア首脳会談の後、両者の立ち会いの下、カンボジアに対する3件の無償資金協力に関する書簡の交換が行われた。

「電子政府の推進に向けた国立データセンター整備計画」は、供与限度額が23億円として実施される。この支援は、電子政府を推進するカンボジアに対して、その中核となる国立データセンター構築に係る機材を供与することにより、同国政府における電子基盤の整備や行政サービスの向上を図り、同国のデジタル経済社会の発展に寄与するものとなる。

「航海用電子海図作成のための水路測量船建造計画」は、供与限度額が10億円として実施される。この支援は、カンボジアに対して水路測量船を供与し電子海図を継続的に更新する体制整備を支援することで、我が国が継続的に支援してきたシハヌークビル港を始めとする沿岸域の航行安全を確保し、同国の基幹航路の誘致の促進や国際競争力の強化に寄与するものとなる。

「首都圏における上水道施設のデジタル管理システム整備計画」は、供与限度額が10億円として実施される。この支援は、プノンペン水道公社が所有する浄水場の送水や配水に関するデータを統合し、集中制御するための機材及びシステムを供与することで、より効果的かつ効率的な水道運営を促進し、同国の経済社会開発計画に寄与するものとなる。

なお、フン・マネット首相は、フン・セン前首相の長男である。

スポンサーリンク


関連カテゴリ カンボジア
関連タグ

カンボジア関連ニュース

カンボジア関連登録情報