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日本政府が支援していた、カンボジア・パイリン州におけるコミュニティ・ラーニング・センター(CLC)が完成したことにより、完成式典が現地で開催された。
コミュニティ・ラーニング・センター(CLC)は、令和2年度日本NGO連携無償資金協力案件「カンボジア、パイリン州におけるコミュニティ・ラーニング・センター(CLC)の質の向上を通じた青少年の就労支援事業」(供与限度額472,113米ドル)により建設されたものである。開催された式典には、両国の政府関係者と地域住民などが参列した。
この事業を実施している特定非営利法人「国境なき子どもたち(KnK)」は令和元年よりパイリン州において、職業訓練内容の整備と7つのコミュニティ・ラーニング・センターの環境整備に取り組んでいる。事業では、日雇いや季節労働などの不安定な仕事に就く中途退学した若者が、コミュニティ・ラーニング・センターにおいて、地域の求人及び就職ニーズにあった職業訓練を受け、パイリン州政府との連携強化を図り、包括的に若者の就職先の斡旋を支援することで、より安定した収入が得られることを目的としている。