このページの所要時間: 約 0分53秒
日本の外務省と独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、カンボジアにおける洪水被害に対する緊急援助を実施することを発表した。
カンボジア王国の北西地域では、10月初旬に発生した洪水により甚大な人的・物的被害が発生している。カンボジア当局の発表によると、10月21日の時点で111人が死亡し、20人が行方不明となっており、今週末も再び台風の被害が発生すると予想されている。国際赤十字によると、浸水被害を受けた家屋は約17.8万棟となっており、道路・インフラ・農作物にも多大な被害が発生しているとしている。
日本政府では、この洪水被害が発生しているカンボジアから支援要請を受けたため、人道的観点及びカンボジアとの友好関係に鑑み、国際協力機構(JICA)を通じた緊急援助を実施することを決定した。供与する緊急援助物資は、JICAシンガポール倉庫分のテント・浄水器・毛布・発電機・プラスチックシート・スリーピングパッド・ポリタンクとなり、至近便でプノンペンへ輸送する予定となっている。