千代田化工・三菱商事・日本郵船等はMCHをブルネイから輸送・供給

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画像提供:三菱商事(ブルネイ・ダルサラーム国に設置した水素化プラント)
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千代田化工建設株式会社、三菱商事株式会社、三井物産株式会社、日本郵船株式会社は、4 社が共同で設立した次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合を通じ、ENEOS株式会社と、同社が推進する実証事業に向けて、ブルネイ・ダルサラーム国で製造する水素をメチルシクロヘキサン「MCH」として供給する契約を締結した。

これらの会社の見解によると、発電やモビリティを含むさまざまな産業において、CO2フリーのクリーンなエネルギーとなり得る水素は、脱炭素社会構築の切り札と目されているとしている。しかし、水素を多く使用する需要地とその供給地をグローバル、且つ安定的に結ぶ大規模な長距離輸送および長期間貯蔵は、水素社会の実現に向けた一つの技術的な課題となっているとしている。

組合では、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受けて、ブルネイで製造したMCHを日本に初めて国際間輸送し、水素を安定的に取り出す実証を2020年に実施・完了していた。

今回、その実績を基に、ENEOSがCROS(石油供給構造高度化事業コンソーシアム)の助成を受けて実施する同社製油所向けの技術実証支援事業においても、組合がブルネイで製造する水素をMCHとしてケミカルタンカーなどで輸送し、供給する役割を担うこととなった。

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