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大阪に本社を構える大手製菓会社である江崎グリコ株式会社は、アセアン地域における事業展開をより強力かつ迅速に進める事等を目的として、シンガポールにASEAN地域統括会社を設立する事を検討している事を発表した。
江崎グリコの発表によると、ASEAN地域においては、堅実な経済成長による市場拡大と顧客の購買力が高まっており、今後も大きな成長が見込まれている。この市場環境の中で、江崎グリコのアセアン市場における事業拡大を図るため、ASEAN地域統括会社を設立する検討を開始する事を12月21日に実施した取締役会で決議した。現在の候補地としては、新規法人が設立しやすいシンガポールが候補にあがっている。この拠点では、ASEAN各拠点の事業統括やASEAN域内のマーケティングなどを実施していく予定。新しい拠点は、2017年から事業を開始する予定である。
江崎グリコのアセアン地域における事業展開は、タイとインドネシアで製造し他国へ販売していた。この体制では、重複する機能があり効率的ではなかったために、製造から販売までを包括的かつ効率的に実施するために、ASEAN地域統括会社を設立する事となった。