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日本の厚生労働省は、「パラオ諸島戦没者の遺骨引渡式」を12月9日に「ソロモン諸島戦没者の遺骨引渡式」を12月15日に開催する事を発表した。
フィリピンの東かつインドネシアの北に位置するパラオは、第二次世界大戦の戦場となったために多数の日本人の戦死者が発生していたが、戦没者の遺骨収集が十分に実施されていなかった。そのため戦没者の遺骨収集を推進し計画的に実施するため、今年の4月に「戦没者の遺骨収集の推進に関する基本的な計画」が施行されていた。この法に基づき遺骨収集団が遺骨収集を実施した事に伴い、パラオから帰還した御遺骨の引き渡し式が実施される事となった。なお、パプアニューギニアの東に位置するソロモン諸島においても同様の遺骨収集を実施しており、この遺骨に関しては海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が日本への送還を担当している。
パラオ諸島戦没者の遺骨引渡式は12月9日に実施され、式では開式・遺骨収集団入場・遺骨引渡し・遺骨仮安置・黙とう・献花・遺骨捧持・閉式が実施される予定。ソロモン諸島戦没者の遺骨引渡式は12月15日に実施され、式では開式・遺骨捧持隊員入場・遺骨引渡し・遺骨仮安置・黙とう・献花・厚生労働省代表あいさつ・遺骨捧持・閉式が実施される予定。これらの式の献花時の奏楽は、海上自衛隊の音楽隊が実施する。