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日本の国土交通省は、石井国土交通大臣がクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道において日本の新幹線を採用して貰うためのトップセールスを行うために21日から23日の日程でマレーシアとシンガポールに訪問する事を発表した。
マレーシアとシンガポールの両国の首都を結ぶ高速鉄道は2026年までに開業する予定であり、入札は2017年に予定されている。総事業費は約1兆7千億円程度と見込まれており、両国の首都を最速で1時間半程度で結ぶ想定となっている。この路線は現在では約5時間かかっている事から、大幅な時間短縮が可能となる。日本政府では、この高速鉄道において日本の新幹線を採用して貰うための活動を以前から実施しているが、受注の可能性を上げるために石井国土交通大臣が直接両国に訪問する事となった。
石井国土交通大臣は、マレーシアとシンガポールの両国の要人と会談を行い、高速鉄道等のトップセールスを行う。日本の国土交通省が経済産業省・外務省・JETRO(日本貿易振興機構)・JARTS(海外鉄道技術協力協会)・JORSA(日本鉄道システム輸出組合)と共催でシンガポールで開催する「高速鉄道シンポジウム」にも出席する予定である。