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自民党政権では430億円を投入してASEANとの関係強化を図ってきたが、この取り組みの一環としてASEAN事務局職員一行が、松本尚外務大臣政務官への表敬を実施したことが明らかになった。
日本の外務省では、日本ASEAN友好協力50周年を契機に、招へい事業【ASEAN人材育成奨学パートナーズ支援(AHEAD50)】を開始していた。この事業は、ASEAN事務局等の有望な職員に対し、日本の政策・制度・立場等につき学ぶ機会を提供し、人材育成を通じてASEAN事務局の強化を図るとともに、日本との円滑な協力を促進することを目的としている。
今回は、この招へい事業に参加するASEAN事務局職員一行が、松本尚外務大臣政務官への表敬を6月20日に実施した。表敬を受けた松本政務官は、インド太平洋の要(かなめ)に位置するASEANの平和と繁栄は、地域及び国際社会全体にとって重要であり、日本は「心と心」の繋がるASEANの真の友人として、幅広い分野で緊密に協力してきた旨などを述べた。
なお、日本の外務省の令和5年度補正予算では【友好協力50周年も踏まえたASEANとの関係強化(アジア文化交流強化事業(仮称)、日本企業進出基盤整備支援、人材育成奨学パートナーズ支援)】に430億円を投入している。令和5年度行政事業レビューシートによると、『ASEAN人材育成奨学パートナーズ支援』に対しては、5億円を投入している。この事業の目的は、「ASEAN 事務局等に勤務する有望な若手職員等を対象に、日本の大学等の教育機関における修学、及びその前後にオンラインによる学習プログラムを実施する」としている。活動目標における活動指数は、参加人数、プログラムへの出席率、課題提出率、ASEAN事務局等の上司による評価などとなる。