中国スパイがフィリピン選挙に干渉で逮捕、フィリピン上院議員が強く批判

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画像提供:フィリピン政府
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フィリピンの上院院内総務は、マニラの選挙管理委員会事務所付近で監視装置を所持していた中国人が逮捕されたことは、中国が民主的プロセスに干渉している証拠であるとの見解を示した。

フィリピンでは、29日に、イントラムロスにある選挙管理委員会事務所本部の外に駐車していた中国人容疑者の車から、国際移動体加入者識別番号(IMSI)キャッチャーなどのスパイ機器が発見されたことを発表していた。

この発表を受けて、フランシス・トレンティーノ上院院内総務は、声明の中で「容疑者の車内から国際携帯電話加入者識別番号(IMSI)キャッチャーが発見されたことは、現在進行中の秘密工作の直接的な証拠となります。そして、この進展は、フィリピンの民主的プロセスに干渉しようとする中国の活動があると暴露した先週の上院の調査結果を正当化するものでもあります。今回の逮捕は、われわれが明らかにしたことを補強するものとなり、われわれの選挙を弱体化させようとする積極的な企てが存在することが明らかになりました。中国・北京の政策を推進するための陰湿な計画を阻止した、国家捜査局の適切な行動を称賛します」との旨を述べている。

さらには、「英連邦時代にさかのぼる、この国の時代遅れのスパイ防止枠組みを近代化するため、より強力な法律の制定を推進しています。政府、情報機関、そして国民が警戒することで、我々の民主主義を脅かそうとするいかなる悪意ある試みも必ず阻止することができます」との旨も述べている。

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