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黒岩知事の神奈川県は、第15期の第5回目となる【かながわ国際政策推進懇話会】を開催した。
【かながわ国際政策推進懇話会】とは、外国籍県民が、自らに関する施策や外国籍県民の視点を生かした地域づくりに関することを協議し、知事へ提言を行うために設置しているものとなる。
今回の会議では、出席者などから「私も大和市の子ども計画の委員をさせてもらっているのですが、その中で、外国につながりのある子どもっていうところの記述が非常に弱いのです。私は子ども計画という観点から考えると、こういった子どもたちが主役として活躍できる社会をこれから作っていくっていう観点が必要だと思います」「外国人の子どもの未就園率が高いことも確かですが、就園していても園内での子ども・保護者に対する配慮や支援が十分とは言えない状況です」「外国につながりのある子どものヤングケアラーの問題。やはり進学、就学の問題にも関わったり、義務教育だったら途中で行かなくなっても放置されてしまったり、いろいろな課題がある。平塚市は、ヤングケアラーの家庭にはヘルパーを派遣したり、それから、給食サービスをしたりしていますね」「外国につながる子ども全体の中途退学を防ぎ、進路を保障する取り組みも必要であると感じています」などの意見が出されていた。
また、黒岩知事に対して提言される案として、『外国人の高齢化に向き合う支援~「外国人高齢者支援ステーション(仮)」の設置と「集いの場」作り~』などが作成された。