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海上保安庁は、日本・米国・韓国の3か国の連携により、ASEAN及び太平洋島しょ国等に対する能力向上支援を実施した
日米韓海上保安機関(日米韓CG)は、昨年8月の日米韓首脳会合において発表された共同声明「キャンプデービッドの精神」を踏まえ、今年の5月に意向確認書に署名を行っていた。この署名により、日米韓CGでは、ASEAN及び太平洋島しょ国に対する能力向上支援を実施するにあたり、同国々に対する海洋資源の保護、違法・無報告・無規制(IUU)漁業への対策、海上捜索救助(SAR)、海洋環境対応事案及び海上法執行の改善の促進に対する努力の重要性を認識し、協力向上を目的に実務者協議を行う機会を追求することとなっていた。
今回は、「キャンプデービッドの精神」で合意した ASEAN及び太平洋島しょ国等に対する能力向上支援を、初めて実施した。実施場所は、大韓民国の麗水(ヨス)市の韓国海洋警察庁教育院(同庁教育訓練機関)となる。参加者は、日米韓のほか、マレーシア、インドネシア、フィジーなどの海上保安機関などの職員となる。研修項目は、制圧技術(講義、訓練)などとなる。