神保町のカフェ等で日本の子供らに中国語の絵本読み聞かせも、小池知事の東京都で

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小池百合子知事の東京都では、東京都が設立した公益財団法人の東京都つながり創生財団が、新宿区で中国語・日本語2つの絵本読み聞かせで国や言語・文化を超こえたつながりを作る活動を実施しているNPO法人の紹介を実施した。

今回紹介されたのは、中国から来日した者らにより2023年に設立された「NPO法人 ほしのひかり」となる。この団体の定款に記載された目的は、【この法人は、広く一般市民を対象として、日本語と中国語の絵本読み聞かせ活動や、大人向けの読書会などの事業を行い、交流の場を設け、様々な層の方の繋がりをサポートしながら、助け合いのコミュニティーを構築することで多文化共生社会づくりに寄与することを目的とする】としている。

令和6年度の事業計画書では、【日中相互理解のために、日本語と中国語による絵本の読み聞かせ、親の交流の場を持つ】と【助け合いのコミュニティー作りを目指して定期的に読書会を開く】などの事業を実施するとしている。

つながり創生財団のNPOへのインタビューによると、このNPOは、今後は地域の中国籍以外の子どもたちに向けても中国語の絵本の読み聞かせを行いたいと考えており、30分くらいの短い時間で、とりあえず中国語の発音を聞くぐらいの気持で楽しめる読み聞かせができたらいいと思っており、国籍も中国語のレベルも関係なく、文化の壁を越えたつながりが生まれたらいいとしている。また、他の団体と協力して、出張で中国語・日本語の絵本読み聞かせを実施していきたく、神保町のブックハウスカフェや絵本で有名なちひろ美術館でできたら夢のようですと述べていた。

また、インタビュー中では、中国では親が子ども向けの絵本を買う習慣があまりなく疑問に思う方も多く、日本も絵本が浸透する前は同様の反応があり、様々な人の努力によって市場が開かれていったとしている。

なお、日本の図書館関係者によると、日本における絵本の歴史は古く、起源は平安時代の絵巻物とされている。幅広く一般国民向けに絵本が出版されだしたのは、桃太郎や猿蟹合戦などの昔はなしが書かれていた江戸時代の赤本であるとしている。

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