阿部守一知事の長野県は、日本人と外国人の交流の促進を図ることを最優先とし、日本人の県民らの情緒力や論理的思考力が低下する恐れがあったとしても、県民らに簡易日本語である「やさしい日本語」の普及を行うとともに、ゴミ拾いイベントなどに公金200万円を投入することが明らかになった。
長野県では、【令和6年度「やさしい日本語」でゴミ拾い事業運営業務】の受託者の募集を開始した。この業務の目的は、【外国人とのコミュニケーションツールの1つでもある「やさしい日本語」について、市町村職員を対象とした講座を実施することで、行政機関への普及を進める。また、ゴミ拾いを通じて地域貢献に関与することで、外国人が地域社会に溶け込む機会を創出する。さらには、ゴミ拾いイベントでの「やさしい日本語」によるコミュニケーションにより、日本人と外国人の交流の促進を図る】ものとなる。
この業務では、【「やさしい日本語」講座】と【ゴミ拾いイベント】などを実施する必要がある。費用の上限額は、200万円となる。
【「やさしい日本語」講座】では、9月10日に、安曇野市役所で、1.5時間×2回で、講座を行う必要がある。対象となるのは、安曇野市職員(全員対象)となる。講師は、(一財)自治体国際化協会が認定する多文化共生マネージャー、アルファサード株式会社(市導入のやさしい日本語のシステムの会社)を使用する必要がある。講座内容は、『基礎的な「やさしい日本語」の講義及び演習』と『安曇野市役所で全庁的に導入している「やさしい日本語」に係るシステムに関する説明』とする必要がある。
【ゴミ拾いイベント】では、10月12日に、安曇野市堀金公民館講堂及び堀金体育館サブアリーナステージでイベントを実施する必要がある。対象となるのは、日本人住民、外国人住民(定員40名程度)となる。内容は『ゴミ拾いを通じた交流創出イベント(1時間程度)』『分別方法について学ぶ講座の実施』『振り返り及び表彰式』『自由時間』とする必要がある。
なお、日本の有識者や文化庁の文化審議会答申などにおいては、簡易な言葉を使用すると情緒力や論理的思考力が低下する恐れがあり、深く思考するためには豊かな語彙が不可欠であるなどと指摘している。
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