経済危機のスリランカとクルド人問題のトルコからの難民申請が激増

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出入国在留管理庁は、令和5年における難民認定者数が13,823人となり、前年に比べ10,051人(約266%)増加し、経済危機に陥ったスリランカからの申請が最多であり、クルド人問題などを抱えるトルコが二番目多かったことを明らかにした。

難民認定申請を行った外国人のうち、約12%に当たる1,661人が、過去に難民認定申請を行ったことがある者となっている。難民認定等手続の結果、日本での在留を認めた者は1,310人となった。そのうち、難民と認定した者は303人、難民とは認定しなかったものの補完的保護対象者と認定した者は2人、難民及び補完的保護対象者のいずれにも認定しなかったものの人道的な配慮を理由に在留を認めた者は1,005人となっている。

国籍の内訳は、スリランカ3,778人、トルコ2,406人、パキスタン1,062人、インド934人、カンボジア888人、ネパール697人、バングラデシュ538人、ウズベキスタン473人、ミャンマー324人、アフガニスタン259人などとなった。難民認定申請者の国籍は87か国にわたっている。

難民認定申請者の申請時における在留状況は、正規滞在者が12,983人(申請者総数の約94%)、不法滞在者が840人(同約6%)であり、正規滞在者が多くを占めている。しかしながら、この正規滞在者の在留資格は、観光等を目的として入国した「短期滞在」が10,738人となっている。

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