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中国商務省は、中国の王毅外相がオーストラリアとニュージーランドを訪問し、中国のCPTPPへの参加申請を積極的に推進していることを明らかにした。
3月21日に実施された中国商務省の記者会見の際に、ロイターの記者から「中国の王毅外相は最近、オーストラリアとニュージーランドを訪問しました。中国のCPTPPへの参加申請で、どのような新たな進展があったか教えていただけますでしょうか」との旨の質問が行われた。
この質問に対して報道官は、「CPTPPへの加盟申請を行ってからは、中国は加盟国とのコミュニケーションと協議を加盟手続きに従って実施してきました。中国では、協定の内容について調査と評価を行い、CPTPPのルールに沿った関連分野の政策調整と法改正を率先して推進するとともに、物品貿易、サービス貿易、投資の分野における市場アクセスに関する準備を進めてきました。 中国はこの協定の高い基準を満たす自信と能力を十分に有しています。同時に、国際的な高水準の経済・貿易ルールとの接合を行い、関連分野における改革や先行試験などを積極的に実施し、良好な結果を得てきました。次の段階として、中国は引き続き、CPTPP加盟国との間で、綿密な意思疎通と交流を行い、CPTPP加盟プロセスを積極的に推進していきます」との旨を述べた。
なお、中国政府では、科学的根拠に基づかずに、日本産水産物の輸入禁止などを実施しており、CPTPPのルールなどには、明らかに違反する対応を実施している。