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上川外相の外務省は、ホンジュラス共和国における救急専門病院の新設や医療従事者の育成及び救急医療体制の強化を支援するため、過去には最大で465億円の公的債務免除を実施しているホンジュラス共和国に対して、新たに約117億円となる円借款を実施する。
今回実施される支援は、117.03億円を限度とする円借款「病院ネットワーク強化計画」として実施される。支援に関する書簡の署名・交換は、ホンジュラス共和国の首都テグシガルパで、駐ホンジュラス共和国日本国特命全権大使とエドゥアルド・エンリケ・レイナ・ガルシア・ホンジュラス共和国外務大臣との間で実施された。
実施される内容は、医療セクターが脆弱であるホンジュラスの首都テグシガルパ市及び第二の都市サン・ペドロ・スーラ市において救急専門病院を新設し必要な機材を供与するとともに、医療従事者の育成及び救急医療体制の強化を図るものとなる。供与条件は、金利が年1.60%、償還期間が30年(10年の据置期間を含む)となる。
なお、日本政府では、ホンジュラス共和国に対して、平成17年度に465億円、平成18年度に116.01億円となる債務救済措置(公的債務免除)を実施している。