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日本政府は、ジブチ共和国における橋梁建設を支援するため、約59億円の無償資金協力を実施する。
日本の外務省の見解によると、ジブチ共和国のパルマレ道路は、アンボリ川により分断されるジブチ市の東西を結ぶ主要な道路であり、市内で最も交通量が多く、かつ、アンボリ川を渡河するために大型車が通行できる唯一の道路であるとしている。エチオピアとの輸出入を担う貨物車両も多く利用しており、国際物流道路として重要な機能も有しているが、パルマレ道路の渡河部分には橋がなく、川の増水時には道路上を水が流れる構造となっているため、大雨の度に道路が冠水して渡河できなくなり、物流サービス業を中心とする同国の経済及び国民の日常生活に多大な影響を与えているとしている。
そのため、日本政府は、供与限度額を59億4,400万円とする無償資金協力「パルマレ道路橋梁建設計画」を実施することを決定した。この支援は、パルマレ道路において橋梁の建設及び道路の改良などを実施することにより、交通容量の拡大及び洪水発生時の安定的な交通手段の確保を図り、もって同国の都市交通機能の強化及び「アフリカの角」地域の物流円滑化に寄与するものとなる。