JICAはバングラデシュの産業多角化等を支援

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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、バングラデシュにおける産業の多角化などを支援するため、バングラデシュとの間で「産業競争力強化プロジェクト」に関する討議議事録に署名したことを発表した。

JICAの見解によると、バングラデシュの経済構造は、縫製品輸出と海外労働者送金に過度に依存するものであり、国民の生活水準の向上を支える経済成長を維持するためには、製造業を中心とした国内市場向けに競争力がある若しくは輸出競争力のある産業を育成し、産業の多角化を図ることが必要であるとともに、海外直接投資(FDI)の更なる増加が必要であるとしている。そのため、JICAはこれまで「投資促進・産業競争力強化プロジェクト」(2017~2022)を通じて幅広く支援を実施していた。

今回は、産業振興体制の強化の成果を活用し発展させながら、裾野産業の育成、産業競争力強化に更に焦点をあてる「産業競争力強化プロジェクト」を実施することを決定した。対象地域は、ダッカを含むバングラデシュにおける主要な産業都市となる。実施予定期間は、48ヵ月となる。具体的に実施する予定の事業内容は、「産業競争力強化、多角化に貢献する製造業セクターにおける政策実施能力の向上」「ライトエンジニアリング及びプラスチック産業におけるプロジェクトの対象とする技術について、研修実施機関が提供する研修の質の改善」「外国企業とのリンケージ形成のため、必要な情報と実施体制を整備及びマッチング機能の強化」となる。

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