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足立区教育委員会などの後援で、簡易日本語である「やさしい日本語」を使用し、外国ルーツの子どもたちをともに育てていく地域づくりを目指して、外国ルーツの子ども支援『多文化共生セミナー』が11月25日に開催される。
このセミナーは、NPO法人キッズドアが主催するものとなる。このNPOは、令和3年度は受取寄附金が約2.6億円、受取国庫助成金が約1,973万円、受取民間助成金が約1.2億円となる団体である。経費は、人件費が約3.4億円、業務委託費が7,785万円、消耗品費が約1億円となっている。
今回開催される、外国ルーツの子ども支援『多文化共生セミナー』のテーマは、【やさしい日本語で、やさしい学校】となる。主催者によると、セミナーでは【学校で在留外国人保護者の方とうまく連携をとり、外国につながる子どもたちをともに育てていく必要性は年々高まっています。一方、言葉の壁や学校文化など、現場には多くの課題が残されています。本セミナーでは外国ルーツの子どもをともに育てていくために必要な在留外国人支援の基礎知識を学び、さらに児童生徒や保護者とのコミュニケーションを助ける工夫などについて、ワークショップを通じて学びます】としている。なお、一般社団法人やさしい日本語普及連絡会の代表補佐を招へいして実施される。
なお、日本の有識者や文化庁の文化審議会答申などにおいては、簡易な言葉を使用すると情緒力や論理的思考力が低下する恐れがあり、深く思考するためには豊かな語彙が不可欠であるなどと指摘されているが、現在の日本の各地方自治体は、簡易な言葉を使用する「やさしい日本語」を日本人にも使用するように勧めている。