日本はバングラデシュ環境配慮型製鉄工場の建設支援、5,000万米ドル融資

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画像提供:JICA
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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、バングラデシュ人民共和国における環境配慮型製鉄工場の建設を支援するため、5,000万米ドルの融資を実施することを発表した。

JICAの見解によると、近年のバングラデシュでは、円借款なども活用して地下鉄や空港や港湾などの大規模インフラ整備が進められており、民間セクターでは平均所得の上昇に伴って住宅、商業施設、ホテル等の建設も活発であるとしている。こうしたインフラ建設に、鉄筋などの鉄鋼製品は必要不可欠な建設資材であるため、バングラデシュの鉄鋼需要は今後、年率15-20%で成長すると言われているが、バングラデシュでは一部の鉄鋼製品を輸入に依存しており、経済成長に伴う輸入の増加は同国の貿易収支に負の影響をもたらすことが懸念され、製鉄工場からの環境汚染物質や温室効果ガスの排出も大きな課題となっていた。

そのため、JICAは、バングラデシュのBSRM Steels Limited(BSRMSL社)との間で、同社がチョットグラム県ミレショライ郡において建設する環境配慮型製鉄工場向けに海外投融資による5,000万米ドルの融資契約に調印した。なお、この事業はスタンダードチャータード銀行やインド輸出入銀行などとの協調融資により実施される。

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