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日本政府は、パレスチナにおける上水道改善計画を支援するため、27.93億円の無償資金協力を実施する。
外務省の見解によると、パレスチナ自治区においては、降雨の時期に偏りがあり、新規の水源開発が政治情勢に左右され得るため、限られた水源を有効に利用する必要があるが、同自治区のジェニン市においては、送配水管の老朽化や高低差のある地形における不十分な水圧管理により、特に夏季に断水が発生する等、効率的かつ安定的な給水が喫緊の課題となっているとしている。
そのため、日本政府は、パレスチナに対して供与額27.93億円の無償資金協力「ジェニンにおける上水道改善計画」を実施することを決定した。この支援により、送配水施設の改修・新設及び取水施設の改修等を行うことで、水道サービスの向上を図り、もって住民の生活環境の改善を通じたパレスチナの行政の質の向上に寄与することが期待される。