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静岡県は、中国との間で更なる経済交流を進めるために今年度は浙江省・成都市・梅州市などとの交流を進めるが、川勝知事は県と中国浙江省との関係は極めて良好であり静岡県民とはお互いに信頼しきっているとの見解を示している。
令和5年度の計画では、多分野かつ多彩な交流の展開を実施するとして、浙江省との交流をメインに検討している。具体的には、静岡県・浙江省経済交流促進機構(展示会出展、日中ビジネスマッチング事業等)や「ふじのくに通商エキスパート」と連携して両県省の企業活動を支援するとともに、定期便の復便・増便やインバウンド誘致を行う。また、短期留学生や農業調査員の相互派遣、技術研修員の受入れなどによる人的交流の促進も実施する予定である。中国のその他の地域に対しては、富士山コンファレンスの開催(清華大学)、東アジア文化都市との交流を通じた本県PR(成都市、梅州市)、県産品の輸出拡大(上海市、香港ほか)などを予定している。
なお、川勝知事は、静岡県日中友好協議会で5月に開催された総会の際の挨拶で「中国との関係は、この世界の関係に振り回されるところもありますが、我々のこの日中友好協議会をはじめ、県と中国浙江省との関係は極めて堅牢な基盤の上に立っているという実績を誇っているのではないかと思います。一部の為政者の間で厳しい緊張があっても、我々浙江省の人々と静岡県民は常にお互い信頼しあって喧嘩はしない、そういう意味で常に大きな安全の窓口を国に対しても主張できるだけのことをしてきたと思います」との旨を述べている。