野村農水相は中国・香港の福島ALPS処理水海洋放出での禁輸表明に不快感

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野村農林水産大臣は、中国・香港政府が福島でALPS処理水が海洋放出された場合には禁輸を行うと述べたことに対して、香港政府は科学的な根拠に基づき対応するべきであるが、この対応に何だろうなとも思うとの見解を述べた。

6月13日に実施された野村農林水産大臣記者会見の際に、記者は「10日に香港政府の高官が、福島の処理水に関して、もし処理水を流せば、福島の沿岸一帯とそのリスクの考える地域の水産物を禁輸するようなことを話しまして、宮城の牡蠣とか、香港経由で出ているのですが、ちょっと影響も少なくないかなと思うのですが、どのように受け止めて対応をお考えでしょうか」との旨の質問をした。

この質問に対して、大臣は「非常に残念なことですが、今ちょうどIAEAも、これは韓国や中国も入って調査に入ったわけですから、その中に中国も入っていたということもあって、香港がこういう独自の発表をするというのは何だろうなとも思いますが、ただ、報道があったことは事実であり、承知をしています。ALPS処理水は、IAEAで調査をして、その結果が今月中には出るのではないかと言われていますが、やはりそういった科学的な知見に基づいて『日本産の食品への安全性の影響はありません』と、今現在も言っていますので、その(IAEAの)結果も待ちながら、世界に発信をしたいと思います。また、香港政府には引き続き科学的な根拠に基づき対応するようにお願いをしたいと思っています。いずれにしてもG7や今度のG20の場でもその話が出るかもしれませんが、我々としては科学的な知見やそういう具体的な影響がないということを、IAEAという国際機関のお墨付きで申し上げていきたいと思います」との旨の見解を示した。

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