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日本維新の会の吉村洋文氏が知事を務める大阪府は、外国企業の大阪進出支援を実施した結果、中国・韓国企業の誘致に成功し、進出した企業が中国・韓国企業の順に多かったことを発表した。
大阪府では、大阪市と大阪商工会議所と共同で設立した大阪外国企業誘致センター(O-BIC)において、外国企業等の大阪進出支援に取り組んでいる。今回は、2022年度の誘致実績が発表された。
誘致に成功したのは、23件となる。この件数は、前年度実績の18件と比較すると増加しており、新型コロナウイルス感染症の影響を強くうけるようになった 2020 年度以降最多となった。10月以降の水際措置の大幅緩和は、進出を検討していた企業が拠点設置手続を推し進めるきっかけになった他、進出先のリサーチ活動も活発化させ、OBICへの相談件数も151件と前年度実績(115件)を大きく上回っていた。
国・地域別の内訳は、1位は中国の10件(前年度:6件)、2位は韓国の7件(前年度:4件)、3 位は台湾の3件(前年度:0件)、4位はフランス、オーストラリア、イタリアの1件となる。
O-BICによると、進出の特徴は、『中国、韓国からの進出が堅調。台湾からの進出が増加』『SDGsビジネスに取り組むスタートアップが進出』『海外大手製造業をはじめ製造業業務拠点が進出』『水際措置緩和後の進出に大きな期待』となる。