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日本政府と外務省は、日本から世界に広がる漫画文化を通じて海外社会と相互理解の輪を広げ、日本のブランドアップ・イメージアップを図ることなどを目的として、麻生太郎外務大臣(当時)のイニシアチブをうけて2007年に国際漫画賞を創設している。この賞は毎年開催しており、今年も「第9回国際漫画賞」の募集を開始することを外務省は24日に発表した。
この発表によると、第9回国際漫画賞は岸田文雄外務大臣が実行委員長が務め、委員は白石さや東京大学名誉教授、杉山恒太郎ライトパブリシティ代表取締役社長、小学館常務取締役などが担当する。作品の募集期間は4月27日から6月12日となり、提出先は各国の日本大使館・総領事館もしくは日本に所在する実行委員会への私書箱となる。結果は2015年末から2016年1月頃に発表され、授賞式は1月頃に実施される予定である。選考した結果、最も優秀な作品に「国際漫画賞最優秀賞」、優秀な3作品に「国際漫画賞優秀賞」がそれぞれ授与される。受賞した作品は、独立行政法人の国際交流基金の招聘により、各受賞作品の代表者を10日間程度日本に招聘し、東京都内で開催される授賞式への参加および日本の漫画家との意見交換や出版社等への訪問や地方視察等を行う予定である。
なお、以前のニュース(第8回国際漫画賞でマレーシアなどの・・・)でも報じているが、前回(第8回)の最優秀賞は、モンゴルのナンバラル・エルデネバヤルさんが受賞しており、アセアン地域からは、マレーシアのBen Wongさんが優秀賞、インドネシアからはMukhils Nurさんが入賞、タイからはART JEENOさんが入賞している。