ブラジルは日本への生食不可の卵輸入を推進、キューピー等も輸入へ

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日本企業のキューピーが殻付きの卵を冷蔵保管して輸入し、卵加工大手のイフジ産業などもブラジルから卵の輸入を開始しているが、ブラジル政府としては現状を好機としてさらなる日本への輸出を図っていく方針となっていることが明らかになった。

日本国内では、鳥インフルエンザの流行により多数の鶏が殺処分され卵不足が深刻化していた。そのため、一部の企業では生食不可の殻付きの卵の輸入を開始しており、キユーピーなどもブラジルからの卵の輸入を開始することとなった。なお、キユーピーは、輸入した卵は自社製品のマヨネーズには使用する予定はないとしている。

ブラジルの養鶏・養豚の国家組織であるABPAの会長は、メディアからのインタビューで「ブラジル産卵を輸入する主な国は付加価値の高い市場であり、生産コストが上昇しているブラジル国内の農家にとっては重要な収益をもたらしています。2022年の輸出先の1位はアラブ首長国連邦であり4,450トンですが、3位は日本で1,100トンです。ブラジル卵の国際販売戦略では、日本市場の重要性が大幅に高まっており、今後はさらなる輸出を図るために、新たなフェーズに入る形になってきています」との旨の見解を示している。

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