自衛隊はASEANと防衛当局次官級会合・環境安全保障セミナーを開催

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画像提供:防衛省・自衛隊
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日本の防衛省・自衛隊は、東京において「第12回日ASEAN防衛当局次官級会合」及び「日ASEAN環境安全保障セミナー」を3月15日に開催した。

「第12回日ASEAN防衛当局次官級会合」では、冒頭、井野防衛副大臣から歓迎の挨拶があり、「日本ASEAN友好協力50周年」を迎える今年、日ASEAN防衛協力をより一層推進していきたい旨が述べられた。本会合では、地域情勢や各国の安全保障・防衛政策などについて、率直な情報共有や意見交換が行われた。日本からは、昨年12月に策定された新たな「国家安全保障戦略」などについて説明し、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向け、自由で開かれた国際秩序の維持・強化と同志国等との連携を強化していく旨表明した。また、日本からは、FOIPと「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」は、本質的な原則を共有しているとの認識に改めて言及するとともに、日ASEANの防衛協力・交流を一層強化していく旨重ねて強調した。

「日ASEAN環境安全保障セミナー」では、日本からは、気候変動の問題は「連鎖するリスク」であり、一国の問題ではなく、世界の平和と安定を脅かしているとし、ASEAN地域でも、気候変動が安全保障にもたらす影響は、一層大きくなってきているとの認識を示した。その上で、昨年8月に防衛省・自衛隊が策定した「防衛省気候変動対処戦略」について説明するとともに、この戦略に基づく具体的な取組みなどについても紹介した。

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