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日本の経済産業省と外務省は、インドネシアについても地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が発効することを発表した。
地域的な包括的経済連携(RCEP)協定は、世界のGDP、貿易総額及び人口の約3割、日本の貿易総額のうち約5割を占める地域の経済連携協定となり、地域の貿易・投資の促進及びサプライチェーンの効率化に向けて、市場アクセスを改善し、発展段階や制度の異なる多様な国々の間で知的財産、電子商取引等の幅広い分野のルールを整備するものとなる。
このRCEPは、2012年11月に交渉を開始し、2020年11月15日に署名されていた。その後、2022年1月1日の時点では、日本、ブルネイ、カンボジア、ラオス、シンガポール、タイ、 ベトナム、豪州、中国、NZの10か国で発効し、韓国、マレーシアにおいても発効していた。
今回は、インドネシア共和国から、RCEP協定の批准書が寄託者であるASEAN事務局長に11月3日に寄託された。この寄託により、60日後の2023年1月2日にインドネシアについてもRCEP協定が発効する。このインドネシアの寄託により、RCEP協定は、13か国で発効することとなる。