日本はバングラデシュのインフラ整備を支援、1,658億円の借款

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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、バングラデシュ人民共和国におけるベンガル湾産業成長地帯構想に基づく経済成長や都市環境改善への貢献、及びミャンマー・ラカイン州からの避難民ホストコミュニティの支援を行うため、総額1,658億6,100万円を限度とする円借款貸付を実施する。

今回調印された円借款契約は、『ダッカ都市交通整備事業(5号線北路線)(第二期)』と『南部チョットグラム地域開発事業』となる。

『ダッカ都市交通整備事業(5号線北路線)(第二期)』の借款金額は1,333億9,900万円となる。この事業の目的は、急速な都市化と交通量の増加による交通渋滞と環境の悪化等に直面する首都ダッカにおいて、東西に接続する都市鉄道(MRT5号線北路線)を整備し、公共交通網のネットワークを形成することにより、ダッカ都市圏の輸送需要への対応を図り、もって経済の発展及び都市環境の改善に寄与するものとなる。

『南部チョットグラム地域開発事業』の借款金額は324億6,200万円となる。この事業の目的は、南部チョットグラム地域はベンガル湾産業成長地帯構想に基づいて重要インフラ事業を含む総合開発が進められ、将来的にバングラデシュの成長を牽引する地域となることが期待されており、開発に伴う人口増加が予測され、同地域ではミャンマー・ラカイン州からの避難民流入によって人口増も生じているため、基礎インフラの整備等を行うことにより、地域住民の利便性及び生活の質の向上を図り、もって対象地域の経済成長及び格差是正に寄与するものとなる。

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