北海道は国際交流に助成、過去にはアイヌとハワイ先住民の交流にも

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公益社団法人北海道国際交流・協力総合センター(HIECC:ハイエック)は、北海道で国際交流などを実施する者に助成する事業への申請受付を開始した。

HIECCでは、平成22年度から北方圏諸国以外の国・地域との交流へと事業対象を拡大し、「国際交流助成事業」を実施している。この事業は、北海道の団体が主催する北海道と海外諸国との交流事業に助成金を交付することにより、両国・両地域の相互理解と友好交流を促進するとともに、北海道の国際化や地域活性化に貢献することを目的としている。

今回は、令和4年度国際交流助成事業の申請の受付が開始された。補助対象となる事業は、2022年4月から2023年3月に北海道の団体・個人が主催する「文化交流等を目的とした人物の派遣・招へい」「諸外国の発展を目的とする調査・研究及び日本語の普及」「文化交流等を目的とする催しの実施」「北海道の文化等を諸外国に紹介する資料その他文化交流等に必要な資料の作成、収集、交換及び頒布」の事業となる。対象経費は「派遣及び招へいに係る旅費(但し、2分の1以内)」「通訳・翻訳費」「会場設営費」「資料作成、報告書・記録書等の印刷製本費」「楽器・展示品等付帯物品の運搬費」となる。

なお、過去の助成実績では、平成29年度には「先住民の踊りを通した国際招聘交流事業(アイヌ・リムセとハワイアン・ルアによる交流)」に20万円の助成を実施している。この事業内容は、アイヌ民族の伝統的な踊りの「リムセ(踊り)」と「ウポポ(歌)」を継承する帯広カムイトウポポ保存会が、ハワイ先住民のルア(男性によるフラダンスグループ)を招聘し、道内各地で無料公演やセミナー、ワークショップを開催するなどして先住民族同士はもとより一般市民とも交流を行い相互文化理解を深めるものであったとしている。

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