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東京都は、都内在住または在学の中学生・高校生に外国人旅行者への接し方やおもてなしの手法を教える事業『令和3年度 おもてなし親善大使育成塾』を実施する。東京都としては上限5,760万円を投入する予定となっている。
『令和3年度 おもてなし親善大使育成塾』では、次世代を担う若い世代を対象に、外国人旅行者への対応方法や東京ならではの「おもてなし」の手法を学んだ「おもてなし親善大使」を育成することを目的としている。「おもてなし親善大使」の定義は、「外国人旅行者に対して、観光名所等を案内する等おもてなしの心により外国人旅行者を温かく迎え入れる中高生のボランティア」である。おもてなし親善大使に任命された者には、将来、東京都観光ボランティアとして、外国人旅行者に対して観光案内等をしてもらうことを期待している。
育成塾では、2日間を通して東京の観光案内をするために必要な知識を学ぶ。1日目は座学講座として、都内観光地・歴史・文化等の知識や外国人へのおもてなしの手法等について学習する。2日目は観光体験学習ツアーとして、都内の観光スポットを巡り、実際に「おもてなし」を体験する。講師陣は、パックンマックンのパトリック・ハーランさんと吉田眞さんなどとなっている。
募集人数は合計100名程度となり、各日程中学生25名程度、高校生25名程度となる。応募資格は、都内在住または在学の中学生・高校生となり、英語検定3級以上の合格者またはそれに準ずる英語力を有する者などとなる。
なお、『おもてなし親善大使』事業は、2014年より東京都主催のもと株式会社マイナビグローバルが運営している。令和3年度の業務委託事業者選定実施要領によると、事業提案上限額は5,760万円となっていた。