総裁選を海外メディアも報道、中国は岸田氏が正常ではないと

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日本における総理大臣を実質的に決定する総裁選で岸田前政調会長が選出されたことをうけて、ASEANと日本周辺国では、それぞれ独自の観点から報じている。

シンガポールでは、ザ・ストレーツ・タイムズなどのメディアでは、岸田氏のことは、安倍晋三前首相の右腕で穏健でもあり、自民党の保守派の中で安全な人材と見られているが、国民からは「つまらない人」と認識されているとしている。また、河野氏のことは、英語を話し、メディアから愛されている人物であり、異端的な改革派であり、官僚的形式主義を打ち破る人物であったとしている。

タイでは、Sanookなどのメディアでは、今回の総裁選は近年で最も予測不可能なものの一つであったとしており、この新しい指導者は、外交政策と国内政策においてバランスをもった政策を実施する必要があり、中国・アメリカなどとの関係を考慮しないといけないだろうとしている。

中国では、環球時報などのメディアでは、岸田氏のことは、中国との対抗を最優先しているとしている。また、中国政府関係機関が開催していたセミナーでは、中国人の専門家が岸田氏のことを、専門の人権問題担当首相補佐官を設けようとしており、選挙に対する意識が強すぎて、森友学園の問題の追求も止めてしまって、ミサイル攻撃能力も形成しようとしており、これは、平常時の岸田氏と違っているように思えて、信じられないと述べていた。また、彼は比較的穏やかな人だと思うが、今の状況となっては、岸田氏の口から出たのではないと思われてしまう言葉がでており、選挙制度に問題があるため、正常な人が正常でなくなってしまうというのもあるのかもしれないとの旨の見解を示していた。

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