富山県の世界ポスタートリエンナーレの来場者グランプリは中国が受賞

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画像:入賞作品発表資料より
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富山県美術館が開催した「第13回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021」では、インドネシア・マレーシア・タイの者が入賞し、グランプリにはスイスの者、金賞には中国の者が選ばれていたが、来場者が選ぶグランプリでは第1位は中国の者が選ばれた。

富山県美術館では、3年に一度開催するポスターの国際公募展「第13回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021」を開催するため、作品の公募を実施していた。公募の部門は、A部門紙媒体のポスター、B部門自主制作テーマ「INVISIBLE」の紙媒体応募2部門と、デジタルデータでの自主制作テーマ「INVISIBLE」での応募部門 U30+STUDENTの計3部門となっていた。

今回は、全部門合わせて64の国と地域から、過去最高となる5,943点もの応募が寄せられていた。入選作品を決定する第一次審査会は、4月12と13日に実施された結果、401点が入選となった。

グランプリ以下各賞を決定する第2次審査会は、7月7日に実施された結果、それぞれの賞が選ばれた。グランプリには、スイスの「VideoEx 2018 実験映画・フィルム・フェスティバル、チューリヒ」が選ばれた。金賞には、中国の「《中国建国 70 周年記念》2020」などが選ばれた。銀賞には、中国の「《勝利》2020」などが選ばれた。審査員の講評では、金賞のルー・ジュンイー(中国)《中国建国70周年記念》の「中国」「CHINA」とフォントの大きさだけを示すような数字だけの構成は、手法として新しいものではないが、それが情緒も饒舌さも排除した表現として見事に生かされた。何かの事実を直球で伝えるようなインパクトは、様々な解釈を促す力を持つ、と述べていた。

A部門への入賞では、インドネシアとマレーシア/中国の者がそれぞれ1人となった。B部門への入賞では、タイ国籍の者が1人となり、その他の者の、国籍別内訳は、日本が16人、中国が10人、ポーランドが2人、キューバが1人、香港が1人などとなっている。

なお、富山県美術館にて現在開催中「第13回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021(IPT2021)」の来場者による「来場者が選ぶグランプリ」では、第1位が銀賞を受賞した中国の「《勝利》2020」となっていた。

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