岸防衛大臣はASEANの防衛大臣と会合、防衛協力へ

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画像提供:防衛省・自衛隊
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岸防衛大臣は、「拡大ASEAN国防相(ADMMプラス)会議創設10周年記念式典」、「第7回拡大ASEAN国防相(ADMMプラス)会議」、「第6回日ASEAN防衛担当大臣会合」に出席した。

「拡大ASEAN国防相(ADMMプラス)会議創設10周年記念式典」では、ADMMプラス10年の歩みを振り返り、ベトナムのフック首相、ゴー・スアン・リック国防大臣、リム・ジョクホイASEAN事務総長、そしてプラス国を代表して岸大臣とラージナート・シン・インド国防大臣、アトゥール・カレ国連事務次長によるスピーチが行われた。岸大臣からは、ADMMプラスが、インド太平洋地域における政府主催の唯一の国防担当閣僚会合として着実な発展を遂げていることに言及し、ASEANがドライビング・フォースとして、ASEAN諸国と「プラス国」の多様性を内包するこの枠組みをしっかり牽引することによって対話を可能にし、そしてこうした開かれた包摂的な地域枠組みを創設し、維持していることに深く敬意を表した。

「第7回拡大ASEAN国防相(ADMMプラス)会議」では、11月に開催されたADSOM(高級事務レベル会合)プラスの結果について報告が行われ、参加国の国防大臣などが地域的・国際的な安全保障環境について意見交換を実施した。その後に、「ADMMプラスの戦略的安全保障ビジョンに関する共同宣言」が採択され、署名式が行われた。

「第6回日ASEAN防衛担当大臣会合」では、岸大臣から、感染症は国家横断的な問題であり、どの国も一国で対処することはできずグローバル化した相互に連結した世界において、ルールに基づく国際システム、国際組織や国際機関を通じた協力や連帯が、これまでに増して重要であると述べた。また、ASEANの地域の感染症対策への積極的な関与に敬意を表するとともに、自衛隊の経験・知見を活用して、防衛協力を進めていきたい考えを表明した。また、「ビエンチャン・ビジョン2.0」の下の新事業として「日ASEAN防衛当局サイバーセキュリティ能力構築支援事業」を発表した。

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