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東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の閣僚準備会合が11月11日に開催される。
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)は、ASEAN10カ国とインド・オーストラリア・ニュージーランド・中国・韓国・日本を加えた16カ国における経済連携の構想である。現在では、インドが離脱することを表明しており、15カ国における経済連携を構築する方針で協議が進められている。
今回開催される閣僚準備会合は、テレビ会議形式で開催される。日本からは、梶山経済産業大臣が出席する予定である。今回の会合では、11月15日に開催が予定されているRCEP首脳会議に向け、閣僚間で議論を行う。
中国政府も、12日から15日に開催されるASEAN関連首脳会議には李克強首相が出席することを発表しており、RCEPには予定通りに署名し、地域の経済統合を進めるとともに経済のグローバル化を進め、開かれた世界経済を育成していく方針であることを表明している。なお、中国政府は、以前からRCEPはアジア太平洋地域における最も重要な自由貿易協定の一つであり自国の貿易圏が拡大するとの認識を示しており、自国がTPPに参加できていないことなどを背景として、RCEPの締結を早急に進めていた。