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日本の文部科学省は、「外国人留学生在籍状況調査」と「日本人の海外留学者数」などを発表した。日本に留学する人が最も増加している国は中国であり、日本からの留学先で最も増加しているのは韓国であった。
独立行政法人の日本学生支援機構では、海外から日本へ来る外国人留学生の在籍状況や日本人学生の海外留学状況などの調査を毎年実施している。今回は、2019年5月1日現在の外国人留学生数をまとめた「外国人留学生在籍状況調査」と、大学などが把握している2018年度の日本人学生の海外留学状況の結果「日本人の海外留学者数」が発表された。
「外国人留学生在籍状況調査」によると、日本に留学している人たちの出身国・地域は、中国が124,436人、ベトナムが73,389人、ネパールが26,308人、韓国が18,338人、台湾が9,584人、スリランカが7,240人、インドネシアが6,756人、ミャンマーが5,383人、タイが3,847人、バングラデシュが3,527人、その他が33,406人、合計で312,214人となる。なお、前年度と比較して最も増加したのは中国となり、増加した人数は9,486人となり、増加率は8.3%となる。
「日本人の海外留学者数」によると、日本人が留学する先は、アメリカ合衆国が19,891人、オーストラリアが10,038人、カナダが10,035人、中国が7,980人、韓国が8,143人、イギリスが6,538人、台湾が5,932人、タイが5,479人、フィリピンが4,502人、ドイツが3,387人、その他が33,221人、合計で115,146人となる。前年度と比較して最も増加したのは韓国となり、増加した人数は1,137人となり、増加率は16.2%となる。