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日本の陸上自衛隊は、ADMMプラス(拡大ASEAN国防相会議)のPKO専門家会合のプログラムのひとつであるPKO実動訓練に、9月8日から22日までの間参加したことを発表した。
今回の訓練は、ASEANとプラス国の16カ国が参加し、インドネシア共和国にある国軍平和維持ミッションセンターで実施された。訓練をコントロールする訓練指導部は、同ミッションセンターの職員や参加国から派遣された国連PKO派遣経験者のインストラクターで構成されており、実際の派遣任務で遭遇する可能性の高い実際的な状況を作為して訓練参加部隊を練成した。
陸上自衛隊からは、インストラクター1名と軍事監視要員1名と訓練部隊10名が参加した。軍事監視要員は現地住民等との交渉や警備部隊との連携について、訓練部隊は宿営地外での警戒・警備に関する行動などについて、それぞれ能力を向上させることができた。また、訓練の間はアセアン及びプラス国の参加者との交流や意見交換を通じ、陸上自衛隊がこれまでに参加した国連PKOにおける経験や教訓を共有して、参加各国との相互理解を促進し、併せて信頼醸成を図った。